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2011年8月の記事

2011年8月30日 (火)

インターネット情報:中国のネット事情・IE9について

今回は「中国のネット事情」と「最新ブラウザー(IE9)」を取り上げます。 前段は日経37日、後段は朝日820日からです。

                                                                                                                                             

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<中国のネット事情> :

中国でもネットの影響力は高まっています:
中国では暴動が頻繁に起きていますが、その数は年間数万件ともいわれています。 その多くは地方政府による強引な立ち退き要請や賃金の未払い、環境破壊への講義などさまざまです。 こうした意見表明はインターネットで活発に行われており、社会を動かす例も出始めています。 昨今の中東の民主化はインターネットでの情報交換で始まっていますが、中国でもインターネットでの情報交換は盛んに行われています。

ネット世論を監視している:

中国のネット利用者は45000万人以上います。 膨大な数の意見や主張が飛び交う掲示板サービスもあります。 政府はすべてを抑えることはできません。 地方の役人の腐敗の告発などローカルな内容だったら、大目にみているフシモあります。 ただ、共産党一党独裁など政治体制を揺るがすような批判活動や指導者への批判は厳しく監視し、自由な討論を抑圧しています。

.監視をくぐるテクニック:

ネットの監視はある程度自動的に行っているようです。 劉暁波氏がノーベル平和賞に決まったとき、この人の名前では検索できなくなりました。 それで受賞を喜びたい人たちは遠まわしに別名を使って行いました。 フェイスブックやツイッターは制限されていますが、特殊な技術によってその制限をかいくぐって、発信している例もあります。 ただこの場合は利用者も技術にたけている人でないとできません。

チュニジアの民主化運動は中国へ影響しそうですか?:

「ジャスミン革命を中国でも起こそう」との呼びかけが220日、北京や上海でありましたが、警察官が大量に出て抑えられました。 当局の情報統制の徹底ぶりを示しています。 胡錦濤から習近平への総書記の交替が予定されていますが、その間政治的緊張状態が続きます。 ネットが特定政治団体に利用されることも考えられ、要注意の時期にこれからしばらく入りそうです。

<インターネットエクスプローラ9>

IE9の特徴:

2011426日マイクロソフトはWebブラウザIE9を提供始めた。 これはビスタ、および7対応のインターネットエクスプローラであり、XPには利用できない。 また、IE7、IE8との共存はできないので、総入れ替えになります。

IE9の特徴は、IE8までの機能がより向上したことと、次の4点が加わりました。

  ブラウジング作業がより高速で効率的になった

  シンプルなデザインかつ使い勝手がよくなった

  コンピュータウィルスなどに対するセキュリティ機能が強化あれた

  タブ機能が便利になった

本ブログの総目次は

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