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2009年8月の記事

2009年8月30日 (日)

携帯80(ショッピングサイト) 通信いろは14(無線LAN)

携帯の話No80、携帯の話は、「ケータイでお買い物」で今回は「ケータショッピングサイト」について、 また後段は、「やさしい通信のはなし」14回目で、「無線LANとは」についてです。 前段はサイト1サイト2、後段の学習は日本実用出版社・「通信の最新常識」(井上伸雄著)を参考にしました。

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<携帯の話(80)> ケータイショッピングサイト:

PCでのオンラインショッピングは2兆円、ケータイでのショッピングははるかに及びはしませんが1000億円強あります。 ケータイでのショッピングは、商品が見づらく、また検索入力も面倒なので、パソコンほどの人気はありませんが、人気が出てきています。 ケータイショッピング人気サイトの「楽天市場」や「ちびギャザ」などに訪れる客はパソコンショッピングよりも10歳若い20代から30代前半といったところ。 アクセスの時間帯はお昼休みか5時以降夜中までとなっており、その時間帯にサイトから誘いのメールも送られてくる。 またテレビショッピングで、テレビをみながら購入するという人も多い。 

一方、雑誌と連動してのケータイショッピングである「ちびギャザ」では、ベッドで雑誌を読みながらケータイから注文するといった人が多い。 ケータイでのショッピングはパソコンと違って、アクセスも早くまたどこでもという訳で、思い立ったときに操作できるという便利さが受けている。

楽天は今年3月に、ケータイ向けの「ケータイ版楽天市場」http://m.rakuten.co.jp/を大幅にリニューアルした。 同社は出店する店舗がケータイ版のサイトを容易に構築できるようツールを提供、PCサイトでもケータイサイトでも運用できるようにした。 そのため「PC版楽天市場」に出店する店舗が「ケータイ版楽天市場」にも出店するようになり、本格的な携帯ショッピング市場が開拓されていった。 楽天市場では店舗をまたがって価格比較をしたり、複数の商品をテキストではあるが項目表示したありして選んでいける。 ケータイモールでも、PCモールででも、会員登録しておけばIDログインができ、ポイントも溜まっていく。

もう一方の「ちびギャザ」http://m.netprice.co.jp/であるが、購入者が集まれば集まるほど商品の価格を安くしていくというのが特徴になっている。同社は角川書店などと提携し、若者向けの雑誌と連動してのシステム運営を行っている。 店舗が各雑誌にふさわしい商品をピックアップし、雑誌で商品を紹介する。 携帯電話で専用サイトにアクセスし、当該商品をすぐに申し込みできるようになっている。 

ケータイでの売れ筋商品は下記のとおり。

男性
1
位 CDDVD
2
位 食品・飲料
3
位 衣料
4
位 アクセサリー(時計・眼鏡など)
5
位 ファッション小物(バッグ・ベルト・靴・帽子など)

女性
1
位 衣料
2
位 CDDVD
3
位 化粧品
4
位 ファッション小物
5
位 健康食品(栄養補助サプリなど)

PC
でのネットショッピングで購入したものでは、
1
位 書籍・雑誌
2
位 CD・ビデオ・DVD
3
位 衣料・アクセサリー・ファッション
4
位 旅行・宿泊予約
5
位 パソコンなどコンピュータ関連製品ハードウェア(周辺機器含む)

ケータイでの購入商品は何気なく購入してしまうようなものが多いといえようか。

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<やさしい通信のはなし (14)> 無線LANについて:

無線LANを使うとフロア配線が不要になるので、部屋の中がすっきりし、また配置換えも容易になるので便利です。 一般に無線で通信を行うには免許が必要ですが、2.4GHzや5GHz、19GHzなどで小電力であれば免許は不要です。 このうち2.4GHz帯はISMバンドと呼ばれ、電子レンジや産業、科学、医療機器の分野に使われ、5MHz間隔で14チャンネルが規定され、同じ場所で周波数が重ならないようにしている。 5GHz帯も20MHzの間隔でチャンネルが配置される。 2.4GHz帯と5GHz帯はよく使われており、いずれも本来は屋内使用が目的であったが、最近は屋外でも利用できるようになった。 19GHz帯は、準ミリ波の高速無線LANで伝送距離は10~20mと短い。

無線LANには2つのネットワークの組み方(形態)があります。 1つは端末同士が直接無線で通信するピア・トゥ・ピア接続、もう1つはアクセスポイント(AP)1つの発信に複数の端末が受信できるようにして、複数のAP同士をイーサーネットで接続する形態です。

無線LANのアクセス手順は、イーサーネットと同様のCSMAを用いていますが、ケーブルを使うイーサーネットとことなり容易に衝突を検出できません。 これを解決するため、送信したい端末はまずRTSフレームと呼ぶ信号を送り、これが正しく受信できたらCTSフレームと呼ぶ信号を返信して、それを正しく受信できたらデータを送るという方法を用いています。 複数のAPから発信される無線LAN接続においては、端末が移動して隣のAPのところへ移っても継続して受信できるようにできます。 複数のAPから応答が来たとき、機能や電波の強度などから最適なAPを選び、要求信号を送りそのAPに切り替える操作をやってくれます。

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ブログの総目次は 下記をクリックしてご覧ください。

   http://www.abcaiueo.com/

2009年8月12日 (水)

携帯79(ケータイクーポン) 通信いろは13(イーサーネット)

携帯の話No79、携帯の話は、「ケータイでお買い物」で今回は「ケータイクーポン:その2」について、 また後段は、「やさしい通信のはなし」13回目で、「イーサーネットのしくみ」についてです。 前段は日本経済新聞200824日を、後段の学習は日本実用出版社・「通信の最新常識」(井上伸雄著)と「IT用語辞典」を参考にしました。

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<携帯の話(79)> ケータイクーポン:その2

ヤフーは、飲食店やレジャー施設などで割引サービスなどを利用できるクーポンを掲載する「Yahoo!クーポン」の携帯電話版をオープンしている。 利用料は無料。次記のURL入力でアクセスできる。 

Yahoo!クーポン(携帯電話版)  http://coupons.mobile.yahoo.co.jp/

Yahoo!クーポン」は、全国の飲食店や各種施設の特典、割引を受けられるクーポンを掲載しており、郵便番号から地域を指定、その付近でクーポンをしている多数の店舗を紹介してくれる。 また店舗名やジャンル、駅名などキーワードや、都道府県や市区町村などからも検索できる。  よく利用するエリアは、10件まで登録が可能となっており、検索時の手間を省ける。Yahoo! Japan IDを持ってれば、パソコン版「Yahoo!クーポン」で登録したエリアを携帯版で表示することができる。 

Yahoo!クーポン(パソコン版)  http://coupons.yahoo.co.jp/

その他の主なケータイクーポンサイトの例:

     AOKIモバイルサイト(スーツの値引きクーポンなどを入手できる)

     Edyケータイサイト(Edy支払いで翌月電子マネーに還元される)

     ぐるなびタッチ(クーポン入手の店を探せる)

     ケータイカーネル通信(ケンタッキーのクーポンメルマガ配信)

     TSUTAYA online(レンタル料金をクーポンで半額)

     デニモバクラブ(デニーズのクーポンメルマガ配信)

     “トクする”ケータイサイト(多様なクーポンサイト紹介)

     LOTTERIA MOBILE(半額クーポンなどを入手可能)

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<やさしい通信のはなし (13)> イーサーネットのしくみ:

イーサーネットは安くて使いやすい、最も普及しているLANです。 最初は10Mビット/秒でしたが、現在は100Mビット/秒が主流で、1Gビット/秒も使われています。 イーサーネットは、一本の同軸ケーブルにトランシーバ(これにパソコンが多数ぶらさがる)を直列にいくつも接続したバス型になっている。 多数の端末が一本のケーブルを共用して使用するため、データの衝突混乱を招くが、イーサーネットではこれを避けるためCSMACDを用いている。 CSMACDLANで利用される通信方式の一つで、Ethernetがこれを採用している。データを送信したいノード(機器)はケーブルの通信状況を監視し(Carrier Sense)、ケーブルが空くと送信を開始する。このとき、もし複数のノードが同時に送信を開始するとケーブル内でデータが衝突して壊れるので(Collision Detection)、両者は送信を中止し、ランダムな時間待って送信を再開する。この方法に従うと、1本のケーブルを複数のノードが共有して、互いに通信する(Multiple Access)ことができる。

イーサーネットを流れる信号はMACフレームと呼ばれ、宛先アドレスと送信元アドレス、それとフレームの長さをフレームの先頭になって送られる。 MACフレームを単位としてデータが送受信され、伝送速度に関係なく一貫して同じ形式のフレームが送られている。 最近のイーサーネットは同軸ケーブルに代わって、ハブ(スター型LANで使われる集線装置)を中心とする。 ハブは、スター型LANで使われる集線装置。各機器に接続されたケーブルはいったんハブに接続され、ハブを介して相互に通信する。 Ethernetではハブ同士を接続してネットワーク全体に接続できる機器の台数を増やすことができる。 これをカスケード接続という。 カスケード接続では、ネットワークの端から端まで通常は34段階程度までハブを接続することができる。

最近はスイッチングハブが使われており、多元アクセスの衝突回避のためハブ内でスイッチングする形式がとられている。 このスイッチングはMACフレームを一旦ハブのバッファメモリに蓄積し、適切なタイミングで送りなおすもので、CSMACDというアクセス制御を使う必要がない。 それに伴って複数の端末が同時にデータ信号を送信することができる。 スイッチングハブはブリッジとして働き、端末から送られてきたデータを解析してあて先を検出し、送り先の端末にしかデータを送信しない。このため、ネットワーク全体の負荷が軽減し、セキュリティが向上する。あて先を解析するために一時的にデータを蓄えるため、速度の違うネットワーク同士の接続にも使える。

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2009年8月 3日 (月)

携帯78(ケータイお買い物) 通信いろは12(LANについて)

携帯の話No78、携帯の話は、「ケータイでお買い物」で今回は「ケータイクーポン節約術」について、 また後段は、「やさしい通信のはなし」12回目で、「LANとはどういうもの」についてです。 前段は日本経済新聞200824日を、後段の学習は日本実用出版社・「通信の最新常識」(井上伸雄著)を参考にしました。

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<携帯の話(78)> ケータイクーポン節約術:

クーポンはハサミでチラシを切り抜く時代から、今やインターネットの情報を印刷する時代に。 さらには最近ではケータイを使う時代へと進化してきている。 ケータイクーポンを利用する者は若者の54%もいるという。 中でも女子大生の利用が多く、73%が利用経験あるという。 ちなみに会社員で最も利用が多いのがファーストフード店で、マクドナルドでは、ケータイクーポンを入手できる「“トクする”ケータイサイト」の会員が激増している。 

マクドナルドの携帯クーポンの利用手順はこうだ。 まず携帯で「“トクする”ケータイサイト」に会員登録(無料)をする。 すると毎週クーポン情報などがメルマガで携帯に送信されてくる。 利用者はメールに書かれたアドレスにアクセスをしてケータイの画面にクーポンを表示。 店頭でこの画面を見せると割引が受けられるという仕組み。 東京エリアで580円の「てりやきマックバーガーセット」が、そのクーポンで420円になったという。

同様にメルマガ会員登録で携帯クーポンを入手できる外食チェーン店には、「ロッテリア」「ケンタッキーフライドチキン」「デニーズ」などがある。 外食以外にも「AOKI」や「THUTAYA」などがメルマガによる携帯クーポンを発行している。

そんな中さらに進化したクーポンも登場した。 利用手順はこうだ。 まず電子マネーEdyのサイトで希望の店のクーポンをEdy対応の携帯電話で入手する。 あとはその店に行き、支払いを携帯で済ませる。 翌月に手続きすると、利用に応じて500円分、1000円分などの電子マネーが還元される。

もう一つ、大手ぐるめサイト「ぐるなびタッチ」だ。 店頭の専用端末に携帯をかざすと、画面にアドレスが表示され、そちらにアクセスするとクーポンが入手できるというもの。 クーポンは次に来店したときに可能になる。 行きつけのお店で専用端末を見かけたらクーポンを手に入れておくとよい。 利用できるのはおサイフケータイ機能がついた携帯だけだが、自分が入手したクーポン一覧や、クーポンを利用した店の履歴などをサイトで確認できるようになる。

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<やさしい通信のはなし (12)> LANとはどういうもの:

LANは電話網やISDNのようなWAN(広域ネットワーク)と異なり、①距離が短い、②もっぱらコンピュータ通信に使われる、③高速、④低コスト、といった特徴がある。 LANには有線LANと無線LANとがあるが、これまでは有線LANが多く使われている。 LANは、1本のケーブルに多数の端末を接続した構成にすることが多い。 1本のケーブルを複数の端末が共用するには、ある端末がデータを送り出している最中は、他の端末がデータを送り出さないように制御することが大切である。 これをメディアアクセス制御といい、次のような方法がある。

     CSMACD 
端末がデータを送ろうとするとき、ケーブル上に信号が流れているかを調べ、信号がなければデータを流し、信号が流れていればなくなるまで待つ。 この方式は端末が多くなると効率が下がる欠陥がある。

     トークンパッシング
トークンと呼ばれる制御パケットを巡回させておき、トークンを受け取った端末だけがデータの送り出しができる。 データを送り出し終えたら、トークンを次の端末に渡す。 送信データがない端末は、すぐにそのトークンを次の端末に渡して行く。 通信料が増えても効率が低下しないのが特徴である。

LANにはいろいろな種類があるが、代表的なものは次の4つである。 詳細は順次別途記述する。

       イーサーネット
1976
年ゼロックス社が発表したCSMACDを使うLANで最もよく使われている。

       トークンリング
IBM
が発表したトークンパッシングを使うLANで、最初4Mビット/秒、その後16Mビット/秒が標準化された。

       FDDIFiber Distributed Data Interface
100M
ビット/秒の二重リング型高速LANでトークンパッシングを使う。 一次リングが障害になった場合、二次リングでデータを送るようにする。 イーサーネットなどの支線LANを結ぶ幹線LANとして使われることが多い。

       ATMLAN
B
ISDN用に開発されたATMを使うLANで、音声や動画などを含むマルチメディア情報を扱うのに適している。 端末の伝送速度をいろいろに分けて使えるという特徴がある。

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