携帯80(ショッピングサイト) 通信いろは14(無線LAN)
携帯の話No80、携帯の話は、「ケータイでお買い物」で今回は「ケータショッピングサイト」について、 また後段は、「やさしい通信のはなし」14回目で、「無線LANとは」についてです。 前段はサイト1、サイト2、後段の学習は日本実用出版社・「通信の最新常識」(井上伸雄著)を参考にしました。
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<携帯の話(80)> ケータイショッピングサイト:
PCでのオンラインショッピングは2兆円、ケータイでのショッピングははるかに及びはしませんが1000億円強あります。 ケータイでのショッピングは、商品が見づらく、また検索入力も面倒なので、パソコンほどの人気はありませんが、人気が出てきています。 ケータイショッピング人気サイトの「楽天市場」や「ちびギャザ」などに訪れる客はパソコンショッピングよりも10歳若い20代から30代前半といったところ。 アクセスの時間帯はお昼休みか5時以降夜中までとなっており、その時間帯にサイトから誘いのメールも送られてくる。 またテレビショッピングで、テレビをみながら購入するという人も多い。
一方、雑誌と連動してのケータイショッピングである「ちびギャザ」では、ベッドで雑誌を読みながらケータイから注文するといった人が多い。 ケータイでのショッピングはパソコンと違って、アクセスも早くまたどこでもという訳で、思い立ったときに操作できるという便利さが受けている。
楽天は今年3月に、ケータイ向けの「ケータイ版楽天市場」http://m.rakuten.co.jp/を大幅にリニューアルした。 同社は出店する店舗がケータイ版のサイトを容易に構築できるようツールを提供、PCサイトでもケータイサイトでも運用できるようにした。 そのため「PC版楽天市場」に出店する店舗が「ケータイ版楽天市場」にも出店するようになり、本格的な携帯ショッピング市場が開拓されていった。 楽天市場では店舗をまたがって価格比較をしたり、複数の商品をテキストではあるが項目表示したありして選んでいける。 ケータイモールでも、PCモールででも、会員登録しておけばIDログインができ、ポイントも溜まっていく。
もう一方の「ちびギャザ」http://m.netprice.co.jp/であるが、購入者が集まれば集まるほど商品の価格を安くしていくというのが特徴になっている。同社は角川書店などと提携し、若者向けの雑誌と連動してのシステム運営を行っている。 店舗が各雑誌にふさわしい商品をピックアップし、雑誌で商品を紹介する。 携帯電話で専用サイトにアクセスし、当該商品をすぐに申し込みできるようになっている。
ケータイでの売れ筋商品は下記のとおり。
男性
1位 CD・DVD
2位 食品・飲料
3位 衣料
4位 アクセサリー(時計・眼鏡など)
5位 ファッション小物(バッグ・ベルト・靴・帽子など)
女性
1位 衣料
2位 CD・DVD
3位 化粧品
4位 ファッション小物
5位 健康食品(栄養補助サプリなど)
PCでのネットショッピングで購入したものでは、
1位 書籍・雑誌
2位 CD・ビデオ・DVD
3位 衣料・アクセサリー・ファッション
4位 旅行・宿泊予約
5位 パソコンなどコンピュータ関連製品ハードウェア(周辺機器含む)
ケータイでの購入商品は何気なく購入してしまうようなものが多いといえようか。
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<やさしい通信のはなし (14)> 無線LANについて:
無線LANを使うとフロア配線が不要になるので、部屋の中がすっきりし、また配置換えも容易になるので便利です。 一般に無線で通信を行うには免許が必要ですが、2.4GHzや5GHz、19GHzなどで小電力であれば免許は不要です。 このうち2.4GHz帯はISMバンドと呼ばれ、電子レンジや産業、科学、医療機器の分野に使われ、5MHz間隔で14チャンネルが規定され、同じ場所で周波数が重ならないようにしている。 5GHz帯も20MHzの間隔でチャンネルが配置される。 2.4GHz帯と5GHz帯はよく使われており、いずれも本来は屋内使用が目的であったが、最近は屋外でも利用できるようになった。 19GHz帯は、準ミリ波の高速無線LANで伝送距離は10~20mと短い。
無線LANには2つのネットワークの組み方(形態)があります。 1つは端末同士が直接無線で通信するピア・トゥ・ピア接続、もう1つはアクセスポイント(AP)1つの発信に複数の端末が受信できるようにして、複数のAP同士をイーサーネットで接続する形態です。
無線LANのアクセス手順は、イーサーネットと同様のCSMAを用いていますが、ケーブルを使うイーサーネットとことなり容易に衝突を検出できません。 これを解決するため、送信したい端末はまずRTSフレームと呼ぶ信号を送り、これが正しく受信できたらCTSフレームと呼ぶ信号を返信して、それを正しく受信できたらデータを送るという方法を用いています。 複数のAPから発信される無線LAN接続においては、端末が移動して隣のAPのところへ移っても継続して受信できるようにできます。 複数のAPから応答が来たとき、機能や電波の強度などから最適なAPを選び、要求信号を送りそのAPに切り替える操作をやってくれます。
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